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ポケットサイズの防災を

カバンに忍ばせて…。

附属中3年生

 
 地震、台風、大雨——日本はいつ災害に見舞われるか分かりません。しかし、中学3年生6名が同世代を対象に行ったアンケート調査で明らかになったのは、想像以上に低い防災意識でした。「防災グッズを持っていない」「避難経路を知らない」という回答が多く、特に中高生世代は防災を「自分ごと」として捉えていないという現実です。

 「単に防災を知るだけでなく、行動につながる仕組みが必要」——そう考えた生徒たちが約8ヶ月かけて開発したのが、「ミニ防災ブックキーホルダー」です。A4コピー用紙を16折にしたポケットサイズの防災ブックをキーホルダー化。カバンや鍵につけて、日常的に持ち歩ける形にすることで、防災への意識を常に高めることができます。市の産業祭で配布したところ、「必要な情報が小さくまとまっており見やすい」と好評を得ました。

 しかし、生徒たちはそこで終わりません。アンケートのフィードバックから「漢字が多く読みづらい」という指摘を受け、年齢別の内容改善に着手。さらに、環境配慮、多言語対応、災害別の制作へと継続的に改善する姿勢を貫いています。「小さな作品かもしれないが、誰かの命を守るきっかけになるなら」——その想いが、プロジェクトの本質です。

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